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建築パース屋:プレゼン工房のブログ

日本人の造形的な創造性の無さ

私は、よくマレーシア上空辺りからアジアを見下ろして考える。

東南アジア、インドの発展の目覚ましさに比べて、日本の話題の多くが右肩さがりだ。とりわけ地方の不動産評価は当面捨て値傾向が止まらないと思う。

「日本の国土軸がどうたら・・」と言っていた「四全総」が如何に「机上の空論」であったかが分かる。

私は、当時から分かりきっていたが・・。


多摩ニュータウンは、人気の東京近郊なのに今若い女性に嫌われて人気がない。残っているのは老人ばかりだ。役人の感覚で、豆腐の様な建物を並べた景色がオシャレ感覚も味わいも無く、嫌われるのだろう。多摩ニュータウンに限らず日本中の団地が今の若い層に嫌われていると思う。
役人が作るとみんなこんな風になってしまう。
「左脳思考」の役人は計画を創る事には口出しするな、右脳の能力の有る人が欧米の様なオシャレ感覚で計画を考えろと言う事だと思う。

 

新国立競技場問題のザハ.ハデイド氏が3/31に逝った。

新国立競技場問題で初めて名前を知った。

その後、有機曲線のフォルムで世界中にプランを提案している事を知った。

新国立競技場問題の経緯は誠に日本人の創造力の無さを感じたが、

私は以前に別の事で、土木学会で「近未来の地下利用プラン?」だかのコンペでゼネコン2系統からイメージスケッチ作成の依頼を聞いた時に、余りにもその粗末な創造力に驚き依頼を断った事が有って、以来ゼネコンの創造力の無さを見透かしていた。
2系統からネットで探してこんな何処の馬とも分からないパース屋にアイデアを乞うほど創造力が無いのか」と驚いた。
しかし、こんな展開になるとは・・。
著作権問題の成り行きも注目していたが、取り下げなんでしょうか。
ご冥福を祈ります。

http://www.designboom.com/…/mad-architects-harbin-oopera-h…/

中国ハルピンのオペラハウス案です。水平垂直の「箱もの」しか思いつかない日本のゼネコンとは違う。