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建築パース屋:プレゼン工房のブログ

「CGパース」とは

「CG」は申すまで無くコンピュターグラフィックの略字です。
「建築パース 見本」と検索してみると当方のページが沢山出るが、「CGパース」だけでは出てこない。
紙に建築パースを描くのが当たり前の時代にPCが附従するのと同じく発達して来たコンピュターグラフィックのことで建築に限らず、PCソフトで計算処理する画像の総称です。有機的な人物家層も含まれます。その中に建築パースも含まれます。「CGパース」は建築パースと同義語と思われる位建築分野では多く使われます。

これはかなり前から有りまして、40年程前に私が紙に描くパース画の練習に通っていた所で、当時青焼きで出力したパース図を見たのが最初です。
当時の青図で見たモノは、いわゆる「陰線処理」が出来ていなかった。ワイヤーフレームだけで作成した画像で今の様に着彩した画像では無かった。

それから長い間、私はプレゼンに使う人物を描く事が中心で、パース画は殆ど描かなかった。ごく稀にパース仕事を依頼されて描く事は有ったが、毎度慣れない透視図作成作業は面倒で閉口していた。
で、実際3Dソフトを手にしたのは、2002年頃だったと思います。
まず1年間はソフトとの格闘でした。1年後仮免許状態で仕事で請けるが、様々失敗が有りました。

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3Dソフトを使い始めて3年後、やっと一人前にトラブル無く使える様になりました。
当時は単純レンダリングに他では出来ない「手で加筆」という作成方法で味わいの有るパースとして制作しておりました。
最初の頃から今の「複雑レンダリング」(フォトリアル)というレンダリング方法は有りましたが、計算処理に大変時間が掛かり実用的ではありませんでしたが、その後PCのメモリーが格段に安くなり、またPCの処理スピードも格段に速くなった時代です。
この頃からチラホラ「複雑レンダリング」で仕上げるパースをネットで見掛ける様になり、今はそれが当たり前ですが、初期の頃の単純レンダリング時代には様々有る3Dソフトに仕上がり個性がありましたが、複雑レンダリングの今の時代はどのソフトで作成しても見分けが付きません。
不動産広告のマンション広告で良く見掛ける様に、まあ、金太郎飴の様な仕上がりです。ここ迄でCGパースは終点でそれから先は変わり様が有りません。
最近私は、むしろ10年前の「単純レンダリングに手で加筆」と言う昔の見本をHPに少し並べる様に成りました。それなりに今のCGパースだけでなくむしろ良いと感じるからです。
当方はCGに手描き人物を配置した、日本中で当方だけしか出来ないパース画を制作しております。

また、図面を渡されてそのままパース画にする多くのパース制作とは別に、設計前に「イギリスの田舎住宅街」とか「南仏のプロバンス風住宅街」と指示頂けば、それらしい本格的な欧州建築様式で建っている住宅風景画を新しい仕事にしています。
これが設計の参考に成り需要が有ると考えたからです。


補足ですが、最近YouTubeで偶然「手書きパースの作成方法」と言うのを見ました。
今どきそういう稼業が成り立つのかとやや不思議に思いながら見ていました。
作成方法はドラフターで平行定規を使いながら手早くなれた手つきで作図をして行くのだが、作図方法は、平面図に1焦点のグリッドを書いてそれを根拠に図面の形状に場所を探しながら垂直線で縦方向の線を出し、立体形状にして行くと言うまあ数十年前に覚えた作図方法でした。アイレベルではない2焦点なら恐らくもっと作図に手間取るだろう。
まだ作図は下書にしか成らない.これをトレースダウンで紙のボードに移すか、トレースアップで画用紙に写して薄い画用紙なら水張りをしないと成らない。
これからが本番描写に成るのだろうが、YouTubeでは下図作成までで終わっていた。
本番描写が問題なのだが、仕上がり見本を見ると凡庸な仕上がりであった。
銅考えても割の合わない手間取る作成方法だ。
この手描きパース屋さんは、定かには分かりませんが恐らく下図の作図方法は3Dソフトでは不要な事をご存知だろうか?難しい理屈も要らない.絵が描けなくとも問題無し。
知っていれば多くの手描きパース屋さんが3Dパースに切り替えた様に早い段階から切り替えている筈だ。多分手描きにこだわっているのだろう。余計な事だがいつまで稼業が持つのか。YouTubを見た時点ではもう手描きはやっていないかもしれない。
それぐらい、誰でもCGソフトに依る建築パースは一般化して既に供給過多で値段競争が激しいと思う。
最近どのCGパースを見ても仕上がりは殆ど同じだ。金太郎飴状態と言える。
私は既にそういう稼業からは守備範囲を替えたため、実際問題を詳しく知らないがネットを見ると案の定極めて廉価な価格を多く見ると言う事は、既に稼業も終焉に近づいたかもう終わっているのだろうと思う。
今後も値下げ競争は続く事は容易に想像出来る。早めに見きってて良かったと納得する。
勿論手書きパースが将来も珍重される事も無く、3Dパース仕事の影響を受けて値段は安くなる事と思う。なにせ3Dソフトの発展は絵を描けなくとも」ボタン操作で誰でもリアルに作成出来る訳ですからソフトの販売台数だけ操作マンが居ると言う事に成ります。
ではどういう仕事なら道があるかですが、一つには設計図面をなぞってその通りに立体図を作成するのではなく、図面無しで自分で情景を考えて収まりの良い風景を創って絵にする絵描き仕事だろう。これは用途が広い。小説の挿絵でも良いしアニメの背景画家でも良い。又日本人は元来「創造する事」が不得手ですから、その部分を代行すれば重宝されるのかもしれません。
まあ日本人は「創造する事」が不得手ですから自ずと競合は居ない。「描く事」より先に「創造する事」が商品です。景色風景のプランナーですね。
「図面無しで描いて欲しい」と言う仕事は案外多い。考える事、クリエイティブが仕事になる。
となるとデスクに向かっている事だけが仕事時間では無く歩いている時にでもアイデアが出る事がある。このまま「プランニング」を稼業にして行くつもりです。