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建築パース屋:プレゼン工房のブログ

「地方再生の為の新都市計画」

直感的大きくなる)とても壮大な意見ですが、真面目に考えています。どう考えてもラストチャンスを過ぎていますが、私なりの意見を書いておきます。
「概要」であっても新都市の素案を視覚的に描くことは大変な手間で、私も漠然とは考えますが実際作業をすれば途中様々仕事も有るでしょうし、半年前後は掛かるでしょう。
しかし、計画の考え方を文章にまとめるぐらいは1週間でも出来るので後悔しない為にもそれをはじめました。東北沖地震の直後がベストでしたが、タイミングを大きく外してしまいました。

バブル崩壊以後、顕在化して来ました日本の深刻な社会問題は言うまでなく少子化と地方衰退」問題ですね。また4、5年前辺りから「第2の敗戦」という表現も見ました。
これについて今まで中央官庁始め各自治体では「地方創生」の掛け声と共に様々な試みがされて来たと思いますが、その結果どれも成功していない。いやそれどころか益々若い人の東京一極集中が目立ち、この傾向は予測より2年早くなったとのデータもあるそうです。大阪も名古屋も僅かに人口が減っているとも聞く。
関東大震災の直後に、後藤新平という東京都知事さんは、復興で幅100mの道路を縦横に張り巡らした大改造計画をぶち上げましたが、議会で「そんな計画を実行する金が何処にある、この大風呂敷が!」と言われ計画が頓挫したという。あだ名は「大風呂敷」というらしい。
では「ドバイの都市計画」を考えた人を何と揶揄するのでしょう?
当時もし仮にどこかから資金調達して計画を実現していれば、東京のその後の道路事情は改善して経済ロスも無かっただろう。いやそうなればますます一極集中が進んだか(笑)
日本人は、「計画(プランニング)」「創造」が特に不得手です。遺伝的欠陥だと思っています。レオナルド・ダ・ビンチを例に挙げるまでもなく、日本中「ポンチ絵」すら描けません。
経験上、大多数の左脳タイプに対して右脳思考タイプは、日本には数%も居ないと思います。
「創造力」が無い為に、日本は急速に後進国になりつつあります。

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上は、知人のFBページでの書き込みです。

 

以下分かりやすく固有名詞を並べて説明します。

 

ユーザーの感覚に合った商品開発

一般社会なら私が言うまでもない当たり前のことです。

「人口分散」がそもそもの提案目的ですが、でどういう世代を地方に分散させるかですが、
私は、年配者よりこれから未来ある若い世代(230代)と考えています。
年配者は病院でも何でも揃った東京暮らしが寧ろ便利だろう。実際そうなると考えています。
車でもファッションでも食品でも何でもそうですが、
売り上げを伸ばすには、購入検討者(ターゲットと言います)のニーズに合った商品開発が当たり前です。
化粧品のデザインや商品開発で、販売会社の450代の責任者が商品開発にタッチすることはあり得ないでしょう、よく知りませんが。
「味の素」はじめ多くの食品会社が「売れる冷凍食品」を開発するのには、殆ど女性研究員が従事するでしょう。コンビニ商品でもお菓子メーカーでも同じでしょう。街から商品開発をしない個人商店が無くなる訳です。また市場調査も欠かせません。
高度成長期の様に、年々性能が良い製品さえ作っていけば売れる時代ではなく、物が溢れて買い控えのデフレが長く続く時代にはデザインやブランドイメージが何より重要で、デザインに無頓着なメーカーは商品が売れずに倒産となるのでしょう。
時代はシャープが傾き東芝が傾く時代です。日本は今は中国の下請けの時代で、米中経済戦争で影響を受けたのは外でもないこの日本という。たった20年ほど前には日本と中国には内外価格差が25倍有ったらしい。それが今では逆転してしまった。
車の売れ行きが芳しくなく、外部からゴーン氏を社長に迎えた日産は劇的に業績が改善したが、不都合な事情で社長が逮捕されると、皮肉な事に途端にまた車販売が悪くなり再度経営危機と聞く。「技術の日産」ですから恐らくまた復活するとは思いますが、イメージがとても重要という1つの例でしょう。

 

では、東京に対して「地方」のイメージは良いでしょうか?
中央官庁でも「地方移住」を呼び掛け、実際移住する人が地方に家を建てるが思惑通りではなかったというNHKのドキュメントも見ましたが、今はそのリンク先が消えてしまった。このケースでは退職金を移住計画につぎ込んだ当人は財産を叩いてしまったらしい。地方移住では地方独特の思わぬ問題にもぶち当たるという。
私は地方が目論見通りに活性化しない大きな原因は「地方」が持つイメージが致命的に作用していると考える訳です。若い女性達が地方に興味を示さない。むしろ欧米ブランドに夢中だ。
東京八重洲に、地方移住を一括して斡旋するショールームが有るそうですが、私は行った事はありません。
「地方移住」の現状は、都会からはじき出された人の逃げ場所といったイメージで、アメリカをはじめとした「海外移住」のそれとははっきりイメージが異なりますね。
追跡調査をすると、地方移住の場合は恐らく「後悔している」といった解答が多いのではないでしょうか?数年でこっそりまた東京圏に戻るケースも多いらしい。

 

「私が考える地方移住」とはそういった従来的なものではなく、国内でありながらも「海外移住か東京暮らしの延長」と言ったお洒落で明るいイメージです。新都市では日本の地方に有りがちな、よそ者を拒む排他的な因習などは有り得ません。
むしろ無秩序な東京より国際的でハイセンスな「新都市」がイメージが良ければそこへの移住希望が放っておいても強まります。

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東京・十条の俯瞰です。
東京を「大都会」と認識する人が多いと思いますが、NHKTVは代々木公園越しの「新宿ビル群」を、フジテレビはレインボーブリッジ越しの「港区ビル群」を写しあたかも大都会ですが、俯瞰で見ますと皇居を中心に半径45km東京圏の大部分は遅れた世界最大の無計画都市です。http://www.presen-cobo.com/Street_view/27-Oslo-2/

ちなみに上から見ると、上海は半径25Km、ソウルは半径17Kmがグレーです。
真珠湾攻撃の直後、一矢報いたいと日本本土攻撃をした飛行機があった。ハワイを飛び立ち東京で爆弾を投下して中国まで無着陸で、そのあとは西回りで米国に帰ったと言う。が、東京の攻撃目標がさっぱり判別出来なかったと言う。これを見ても確かに分かりませんわ。

申し上げる「新都市計画」にもっと早くに気が付くべきでした。
ビッグプロジェクトの「新都市計画」では、当然ターゲットである若い女性に「どんな住環境で一生を送りたいか」市場調査が必須になりますが、地方移住で今までこの点の大規模で正確な市場調査はされたでしょうか?
私が計画の担当者なら、気が利いた場所に「20歳前後の女性や女子高生」を50人程度集めて、30都市ほどの日本の街や世界中の街の写真パネル60枚に番号をふり、同時に各都市に5段階評価の採点枠を設けたアンケート用紙を渡して回収します。回収後90分程度は中央テーブルの真ん中には綺麗な花や人気のお菓子やパフェ、軽食、缶チューハイなどのお酒をバイキング形式で余るほど用意します。結婚式場の下見体験イベントかちょっとしたパーティーの様な豪華な雰囲気です。会場に番号を記した内外の街の写真パネルをズラリと並べてその街について気に入った点、課題や希望点を若い日本女性の物差しで自由に、酒の力もあって率直に闊達に述べてもらいそれをビデオで撮って後日、文字起こしをして整理分析します。司会進行役は30代の女性とします。日本女性はこうまでしないとなかなか意見を言わない。事業を成功させる為、AKB世代の好みを正確に掴むのが目的です。海外ばかりではなく「小京都」が良いとなればそれもアリです。
おっさんはオフリミット。参加者が
50人以上では多いでしょうね。これを数回試みて、正確な統計結果を割り出し、今後の「新都市計画」の計画材料にします。若い女性が内外のどんな街が好みか結果は私も知りたいところですが予想は付きません。
女性は、優勢遺伝学的に常に「離れた遺伝子」を求めると言う説を見たことがあります。4、50代以上の男の「ふるさと志向」とは明らかに違うと思います。「ふるさとを偲ばせるまちづくり」は間違いなく的外れでしょう。

私の想像で、以前このページ東京へ「脱北したい!」 という内容で地元の女子高生になったつもりで書いておりますが、内容は当たっているでしょうか?

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http://www.presen-cobo.com/Street_view/27-Oslo-2/
オスロの俯瞰写真を並べて見ました。クリックでそのページに飛びます。

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http://www.presen-cobo.com/Street_view/001top/

上は「世界の住環境」 クリックでそのページに飛びます。

 

繰り返しますが、今はこの四半世紀デフレが続いて給料が上がらず、格差社会が一層顕著になりつつある時代です。にも拘わらず消費税は10%になった。企業の「内部留保」はバブルを上回るという。

藤井聡】日本で まかり通っている虚事(そらごと)
https://www.youtube.com/watch?v=MnUBGj-itBU
東北沖地震直後の国会での発言です。

ブチ切れ藤井聡 怒りの総括!元安倍内閣官房参与が語る「安倍総理とは、安倍政権とは、国民の義務とは」
https://www.youtube.com/watch?v=1GfzyD92J2A
内閣官房参与はお辞めになって、最近のYouTubeです。

藤井聡】大手マスコミ等による世論誘導で国民総勘違いデフレ不況!
https://www.youtube.com/watch?v=KJ2KNjSZAJE
例によって、ブチ切れまくり! ・・やり倒しよった訳です!!・・何してくれてんねん!! 殺す気か!!(怒)

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恐らく、中央や地方自治体の地方活性化や移住促進の5、60代の当該責任者や3、40代の担当者は男ばかりで、分かりやすく以下これらを「おっさん」とか「オヤジ」と表現することにします。

「消滅可能性都市」誰でも知っているこの言葉は妙な表現ですね。

ある人物は、「地方活性化対策」でなんだかんだと妙な造語を述べていますが、これはイソップの「裸の王様」に出てくるインチキ業者を連想します。

問題が顕在化してもう四半世紀が過ぎましたがその結果、今まで何も効果は有りませんでした。いや更に状況は悪くなる。日本中引っかき回され時間の無駄でした。

以前どこかの自治体が建てた「移住者用の住宅」というのをTVで見ましたが、凡そ感覚が異なり、その時、これはいつか私が考えるイメージを披露しないとならないかと頭を過ぎりました。

 

商品のデザインの重要性については書きましたが、

仮に500世帯の団地があって、住人の高齢化で他界で空き部屋が増え周りの開発に比べて時代にも合わなくなり、思い切って時代に合った1000世帯の住宅に建て替えて新しく増えた部屋を分譲してその建て替え計画費用に充てるとします。日本中の団地で有りがちな話です。管理組合は年度ごとに持ち回りで住民から20人程で構成され、ABCDEの5社から建て替えプランと施工費見積を集めたとします。組合は寄せ集めのいわば素人集団です。管理組合は小さなモノクロイメージ画像と見積もり費用の資料をコピーして全戸に配布しアンケート結果を集計して5社の中からC社のプランで計画を実行したとします。

予定通りに事は進んで、完成1年前には増える住戸分を大手販売会社に委託をして販売をするが完成しても予定の半分しか売れなくなると、さあ大変です。

借りた資金の返済が始まりますが、計画が狂って大騒ぎです。素人集団によるデザイン軽視がまずかった。

これを、設計を決める前に住民全員(若い孫世代も参加)の総会を催し、並べた「カラーで描いた素案10点(20カット)」の中から投票で2案に絞り、かつ大手販売会社や設計会社との協議でより改善して1案に決めて施工し同時に販売も始めます。

後者のケースでは完成前に予定販売戸数を上回り、売れ残った住戸は値下げ処分で、管理組合には幾らか余剰金が出来るのかも知れません。

違いは、何よりデザイン重視で視覚的にプランを検討し、購入層ではないおっさん感覚を排除して極力若い感覚で時代の先を行くプランを吟味検討した事で無事計画を遂行することが出来ます。キモは「おっさんの感覚を排除」する事でしょう。何より重要なのは「購入ターゲットにシフトしたデザイン」という事ですね。これも年配者ではなく若い女性の感覚」だと考えます。これから日本中で増える話でこの場合、住人400世帯が600部屋を売り切った事になります。

とまぁ架空の話ですが、今の「地方創生」がまったく同じでターゲットの好みのデザイン軽視の行政のおっさん達だけの「たてまえ」「文章至上主義」の計画に依る失敗の連続で既に25年が過ぎました。

今までの活性化対策で、視覚的にデザイン検討は全く思考の中には無かっただろう。
今までの25年間、素人集団が「若いニーズに対しておっさん感覚で無駄な事業を続けてしまった」と申し上げたい訳です。時間の無駄を含めて損害は恐らく天文学的損失だろう。中央官庁がそんなに優秀なのか?

安倍総理が「今迄は、霞が関から指示を出していたが、今後は担当者がその地方に出向いて地方の事情に合わせて指示を出す」という話自体にハナから期待をしませんでした。恐らく「地場産業の一層の掘り起こしで更なる地方活性化」と言った当たり前の発言に終始しただろう。その結果地方は益々衰退しました。

 

田中角栄さんは、「新潟県民は1年のうち10ヶ月働いて足らない分は東京に出稼ぎに行かねばならない。なんとかして県民の暮らし向きを良くしたい。冬に沢山の雪を降らすあの三国連山が恨めしい。あれをダイナマイトで吹き飛ばして、その残土で日本海を埋めて佐渡を陸続きにしたい」と言っていたらしい。
のちに日本中を高速道路と新幹線で網の目のように繋いで日本中を改造したいと唱えていた。発想の元はスエズ運河パナマ運河だろうと想像します。
計画は実現しませんでしたが、これが本当の政治家だと思います。
こう言うスケールの話をする政治家がすっかり居なくなって久しい。
世界はドバイや深セン始め続々と発展すると言うのに・・。

石破元大臣は角栄さんを師と仰ぐらしいが、インフラに付いてはイの字も発言しなかった。「群馬のある店では猿がおしぼりを持ってくるのが評判で外国人観光客に人気がある」等と活性化例で次元の低い話ばかりだった。
地方ではゴザを敷いて真ん中に一升瓶を置いて地元の方と胸襟を開いて車座で話し合いをするという。田舎の爺様達には共感を得るでしょうが、若い女性には労務者が酒盛りしている様で嫌われます。
補助金を撒くなどは「花咲か爺さん」の発想で、その結果は効果が無かった、有る訳が無い。石破元大臣が地方に人気が有るというのはこういう理由からだろう。
活性化には凡そ的外れな人達だけが集まっても何も打開策は生まれない。
購入を考える人の感覚不在の「失敗する団地建て替え計画」と同じです。「半年後に売れるファッションを考える無縁なオヤジ」の様に奇異です。
結果から見て、地方の再生には最も不適任な方だったのかもしれません。

東海道新幹線が出来ると、「ウチの地方にもそれが欲しい」と誘致合戦になった。
新都市計画が始まると「ウチの地方も真似しないと乗り遅れる」となっただろう。これが日本中に波及して活性化の好循環になった筈だ。
今までの地方再生の感覚はあまりにも時代遅れだった。
地方衰退問題が顕在化してもう四半世紀にもなる。
こんな計画が進んでいたなら、今頃そこに東京から若い世代が移住して、たくさんの子供も生まれていただろう。
仕事はどうするのかと言うと、東京本社の仕事をテレワーク、もしくは法人税優遇税制で東京本社をこっちに持ってくる。
そこから様々華やかな文化も発信したと思う。雪だるま式に好循環が続いただろう。「ディベロップメント」というのはこういう事だろう。「売れる感覚で魅力を創造する事」だと思います。

インドネシアは首都をボルネオ島カリマンタン)に移すらしい。「日本の首都移転計画」は雲散霧消だった。
(以前書いたFBページの書き込みから)

 

田中角栄さんの失敗は、列島改造で土地の便乗買い占めが起きて計画が頓挫した様です。

ですから、選定前に計画地を全部抑えておくことが計画の成否の分かれ目と考えます。

周辺の値上がり見込みの利得は税制で全て吐き出す策も必要です。

私の提案は北日本に1つ西日本に1つの新都市を創る」という壮大な提案です。複数にする意味は「競争原理」です。

日本中の津々浦々で誘致合戦で湧き上がるでしょう。これ自体も活性化になります。

この「新都市計画」の建設風景を見て初めて日本中の活性化担当者は「都市活性化とはこう言うことか」と気が付くでしょう。

昔、東海道新幹線が出来た時、ウチでも「それが欲しい」と誘致合戦になった。
では新都市を日本のどこに創るかですが、大地震の被害や大きな台風の被害が統計的に少ない「日本海側」がまず候補に上がるのかもしれません。

また、地権者の少ない耕作放棄地が増えている人口が少ない今までマイナーな「内陸地域」か、或いは権利関係が難しいと思いますが「既存の地方都市」を大改造して新都市とするのか? 
若い女性を魅了するには、魅力的な街の景色とシャッター通りの様な寂しく汚い景色をなくす事が課題ですがこれが難しい。
関東地方は恐らく対象外なんでしょう。「場所を選ぶのは新政権」と申し上げた理由は、現政権では「少子化も地方の発展も関心なし」と聞いたのが理由です。「新政権」がどこの政権なのかは私には分かりません。

エストニアは国民のデータを全部外国にあるサーバーに上書き保存していると聞きます。万が一の戦争が起きて国が消えても国民のデータは残るという事らしい。同じ様に日本の司法立法行政のデーターも常に新都市2箇所に上書き保存し、不幸にも首都が壊滅した場合にはそのどちらかですぐさま対応出来る状態を保つという提案です。

 

北日本の1か所、西日本の1か所の場所選定は総合的に勘案して、それぞれ「仮称」を

便宜上とりあえず「北の街市」と「西の街市」として「海外のプランニング会社」に広くコンペでデザインを募ります。

敢えて「海外のプランニング会社」に依頼する目的は、例えば「イタリアのジョルジオ・アルマーニ建築設計事務所」とか「フランスのルイ・ヴィトン・プランニング研究所」(実際はこういう会社は有りません)といった風にプロジェクトに「匂い」というか「冠イメージ」を付ける訳です。ものが余って売るのが難しい時代に女性向け商品をブランド力でくすぐって売るという方法ですね。

有名デパートがお歳暮商戦で女性向けにブランドイメージで購入してもらおうという作戦と同じです。

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上の図は数年前のもので日本中で増える「耕作放棄地」の図で地域経済分析システム(RESAS

をクリックして探すと日本中のデータが出て来ます。高齢化で耕作放棄地」は今はもっと増えていると思います。赤いエリアほど耕作放棄率が高い地域と言うことです。空白部分が有りますが、クリックの都合でそうなっただけで日本中全ての地域を見ることが出来ます。

 

私のイメージとしては、既存の都市ではなく地権者が少なくて計画しやすい地域を自治体が早く用意した地区を優先的に候補にして、海外で広くコンペを募りますが、

都心のオフィスの多くは東京本社のサテライトとしてテレワークが中心で、周辺住宅エリアの更に外側の里山地区にはアメリカ西海岸のシリコンバレーの様な「林間の小さな工房」を点在させて、ここにWebデザイン、エディトリアル、アパレル工房、アニメスタジオ、TVCM映像制作スタジオなど東京都心の南西部に多い小さなクリエイティブ会社をこの林間に沢山誘致し、都心とは逆方向に車通勤となります。中心部のオフィス街は当初は少なめでその周りには余裕も持ってグリーンベルトで囲みここを公園を始め各スポーツ競技場のエリアとします。高層のオフィス街と住宅ゾーンとはグリンベルトで分けます。勿論将来の為のオフィス街には大きな余裕スペースが必要ですが。

 

渋谷や新宿に有って、銀座に無いものは何でしょう? 公衆電話? コンビニ?

答えは下の写真の下に

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答えは不粋な歩道のガードレールです。上の写真はベルギーにある交差点風景です。
ガードレールは有りませんね、ここだけではなく世界中で歩道には不粋なガードレールは無く、代わりに「ボラード」(杭)がある場合が多い様です。下は日本の交差点の景色ですが。こういうのは珍しい。

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計画地は全面買収、周辺地区は既存農地はそのまま農地を続けて、まだら模様に耕作放棄地を国際感覚の住宅に開発して、まず街のイメージ醸成のために何かの好ましい外国人(例えば外国人記者クラブ)の様な集まり?とかに例え半年でも先行して暮らしてもらう。別宅でも良いです。外国人のコミュニティーをまず先に形成してしまう。
長野県もご多分に洩れずに人口が減っているという。しかし軽井沢だけはこの時代にも少し人口が増えているという。その理由は何でしょう?
たった一人の外国人(宣教師)が一時期軽井沢に暮らした事が今日まで人気の原因らしい、その評価は勿論「女性の感覚」でしょう。ですから「異文化性」が成功の大きな力になると思います。
同じく白馬や倶知安はオーストラリア人の別荘地として人気があり一時はバブリーな土地の極端な値上がりさえも有ったという。
という訳で、まずは外人さんや日本人でも有名スポーツ選手など(例えばテニスの錦織選手)の別宅?は無理ですが・・。出来るだけそういう感覚で有名人を誘致します。
実業家渋沢栄一は、荏原の湿地を「田園調布」と名付けて販売し、まず有名人を住まわせて当時の文京区から好ましい世帯に販売をしたと聞きます。今もその住宅地は有名です。
以前人から頼まれて「東急沿線(多摩・田園都市)の住宅購入を考えているが、見て来てくれないか」と言う事で現地販売所で説明を聞くと、「あそこが野球選手の誰の家」「向こうがサッカー選手の誰の家」と渋沢栄一と同じ営業方法でした。戦後東急の代表五島慶太は恐らくイギリスの田園都市レッチワースを見に行っていますね。

日本中の町が年々寂れて行くのに、東西のアメリカ製テーマパークは年々入場者が増えて待ち時間が長く問題化する程で入場料は毎年値上げですが、何故でしょう

基本的に仏教国なのに日本では、キリスト教結婚式に圧倒的人気が有るのは何故でしょう?

女性が胸元にロザリオ(十字架)のペンダントを好むのは何故でしょう?

クリスマスだけでなく、バレンタインデーやハロウィンのイベントが年々盛んになり、お釈迦様誕生を祝う春の花祭りは話題にも成らないのは何故でしょう?これからは意味も分からずイースター復活祭)にちなんだイベントも間違いなく流行るだろう。

日本女性だけでなく世界中の女性が「カボチャの馬車」には憧れるそうです。

リカちゃん人形のパパはフランス人だそうです。

答えは異文化性とロマンチックな雰囲気ではないでしょうか?

ここでも「おっさん感覚は排除」です。



「地方には就職先がない」と言われます。しかし、求人数「1」以上と言う地方も多い。しかしどれも単純作業だったり、出会いがなく魅力的な職場ではない。
この点も地方から若者が離れる大きな理由だろう。
基本的にこの新都市は若い世代ばかりです。高度成長期に日本中から東京に若い学生が大学進学で集まり、東京・吉祥寺周辺がごった返したような時代を再現します。

今も日曜の吉祥寺や夏の軽井沢はごった返していますが・・。
新都市計画地はすべて所有権分譲ではなく、利用権分譲という事にします。
価格は全く同じですが、所有権は市側にあり、先々地下鉄敷設や用途地域変更の際に現在の法律では地下40m?まで土地所有が及ぶそうで計画をスムーズに進める為に「所有権は譲渡しない事」とします。
とりあえず鉄道は軽便なモノレール敷設で進め先々は地下鉄に変更します。モノレールなら撤去も簡単です。
当初は小規模な開発ですが、渋谷の様な賑わいは無理としても、少なくとも「原宿程度のにぎわい形成」はどうしても欲しい。マスメディアが撮影して最低限その街が「移住への憧れ」になる程度の「にぎわい醸成」が必須です。それが10万人なのか20万人か私には分かりませんが最終的には100万人程度の国際都市と言うイメージです。

最終的な完成予想図

以上までご覧になった方は、「なんだ2都市ともうまく行っても最終的にせいぜい200万人程度か、それでは人口分散とは言えない」とお思いでしょうが、従来の感覚の地方移住ではない「海外移住の様な地方移住」というお洒落で明るい感覚が人気になり広く理解されると、同じ様に「欧米感覚のハイセンスな住環境」を日本中の自治体が競争して真似をします。「ゆるキャラ」「B級グルメ」や今の「ふるさと納税」と同じです。成功事例の雛形があれば日本中必ず真似をします。地権者が少ない「耕作放棄地」が多い田舎の自治体ほど豊かな自然に恵まれ開発には有利です。また競争ですから後発の地域ほど東京よりハイセンスな計画になります。
2つの新都市で最終的に200万人、全国の自治体が600万人を新天地に移住させられれば合計800万人の若い世代が都会から消滅しかかった地域に移住し、日本中の若い世代が人気の欧米感覚の広くて自然豊かな好ましい住環境で暮らし、沢山の子供達が生まれると考えます。
勿論、800万人は東京だけでなく日本中の都会から地方へ移住する若い世代の数です。
仕事はまずはテレワークが多くなります。次に加工工場の誘致、生産工場の誘致でしょう。
そんなに都合よく行くかどうかは「デザイン競争」の結果に掛かっていると思います。「センスは市場原理」「女性のハートを射抜くまちづくり」
最大の敵は繰り返しますが、左脳感覚の旧来的な4、50代のおっさん感覚、6、70代のオヤジ(爺様)感覚でしょう。古い人間の考えはまず変わりません。これをどう排除出来るかに成否が掛かっていると思います。上司の愚策に文句を言えない縦型組織もそうでしょう。


下に、最近あるSNSで「日本橋が銀座や渋谷の様に発展しないが、どうしたものか」と言う事でしょう、そんな内容で投げ掛けが有ったので少々書いてみました。
画面には小さく「Sponsored 三井不動産」と有ります。提供されて書かれている様だ。意見投稿は815件有ったがこれは多い方だ。

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「不便さ」をキーワードに書いている様ですが、私には「言葉遊び」にしか思えない。
日本橋が発展しないという事で数十年来、「運河に掛かった高速道路を撤去して欲しい」という希望は時々目にしていた。「将来的には撤去の方向」という都知事発言も聞いた。
しかし、日本橋上部の高速道路の撤去だけでは街の発展の問題解決はしない事を書いておきます。理由は上に述べた事以外に、日本橋は銀行や証券会社、商社?などの沢山のオフィスビルが並んでいるがこれがむしろマイナス要素であり、「ダウンタウンの賑わい」とは趣を異にしたマイナスの景色という事を申し上げたいです。効果が有るのは「広い面的な飲食街」でしょう。ただでさえ近くには高級クラブが立ち並ぶ「銀座」が有り、「新橋」の庶民の飲み屋街も有ります。
依頼がある訳ではありませんので描きませんが、2つの改善アイデアのシーンが私の頭に浮かびますが、それとて決定打ではありません。日本橋に怨みはありませんが、まぁ直感的に「発展しない街」の宿命の様なものを感じますね。私の頭の中ではやがて東京は若い人口が減って賑わい規模は縮小していきますし・・。
専門家が早くからこういったことに気がつかない事が問題に思う。
世界の都市計画を見ますと、日本のそれは凡そ異なる感覚であり「私の物差し」でも明らかに感覚が違うと申し上げたい。多くの人が「都市無計画」に慣らされてしまってまた世界を知らない。ですから「才能ある外国のプランナーで」と申し上げる訳です。
私はこういう事には拘りがあります。

ドバイはたった半世紀であんな未来都市を創ってしまった。

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中国・深センはたった20年足らずで人口わずか8000人の貧しい漁村を世界に冠たる中国のシリコンバレーというハイテク都市にしてしまった。

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「ドバイは石油が出るからそれを資金に石油が枯渇した後を見据えて都市を作った」という意見があるがそれは間違いで、ドバイに石油は出ません。また石油は枯渇する事はなく世界中でどんどん産油量は増えている。石油が出るクウェート始め、世界中から高利で資金を集めて創ったと言うが途中バブルがはじけた様になった時、日本のマスメディアは「それ、バブルがはじけた!」と冷たく揶揄する論調だった。しかし開発はその後も続きパームアイランドを5つも創って更に1000m弱のタワーを創るという。今はこの街を観光資源にして金を稼いで返していると言う。
これに影響されるのかどうか知りませんが、カタールサウジアラビアアゼルバイジャン辺りも巨大なプロジェクトが何故か多い。
それらを見るともう日本はすっかり後進国ですね。
中国・深センについては殆ど知りませんが、様々な規制を無くしたらあんな都市になったらしい。中国では他に10箇所ほどの目を見張る再開発画像を見ました。
特に地方の年配者は日本をまだ世界の先進国だと思っている。世界を知らなくても暮らしている周りを眺めれば分かるでしょうに・・。
「消滅可能性都市」という言葉がありますが、地方都市が消える以前に誰が名付けたのか「限界集落」と呼ばれる地域から人が居なくなります。これから日本中で水道事業が維持出来なくなり問題になるでしょう。
ちなみにスイスやオーストリアの山間部はジュリーアンドリュース主演のサウンド・オブ・ミュージックで有名で間違っても「限界集落」とは呼ばれません。(日本人の感覚は絶望的で夢を見ない。)今も世界的な観光地でしょう。ドイツ南部の広いエリアも「ロマンチック街道」として有名な観光地です。

高倉健の映画に山田洋次監督の「幸福の黄色いハンカチ」という名作が有りますが、このラストのシーンが「財政破綻」で有名になった夕張市です。閉山した夕張炭田のなごりなんでしょう。最近人口は8,000人を切ったと言う。今もまだ有るのだろうか?想像する北朝鮮よりも貧しい景色です。敢えてまだ残してあるという話もあるが・・。

f:id:sato012:20191207181649j:plainhttps://www.youtube.com/watch?v=bN_zRl94bsg  
映画「幸福の黄色いハンカチ」 クリックするとラストシーンがご覧になれます。

 

 とここまでは一気に書いてきましたが、机上の空論でうまくいかない事も考えられます。
先ず考えられるのは、「地方はB級で・・」という感覚です。
「地方こそ「特A」で」がうまく行かない事が充分あり得ますね。
北海道の北欧住宅地は、住宅だけでなく北欧の住環境を売りにしている。北欧の大使館も関わっているという。
「海外移住の様な地方移住」の多くは戸建て住宅ではなく趣のある本格的な共同住宅です。
その国の大使館が太鼓判を押すプランが作れるかが問題点と思います。
日本の男の創造性の無さは経験上知っています。
地方の地権者の意識が低い事の危惧を書いていますが、これは東京圏でも同じです。このページで地権者の意識の問題点を書いています。またこのYouTubeの後半では「東京の住宅地は大地震でみんな燃えてしまう」と危惧を発言していますが、当局は何もしない。将来も何もしないまままた直下地震が来るでしょう。地権者は所有地を1cmたりとも譲らないが、都市計画には病的な程意識が低い。日本の地権者の民度の低さは決定的で発展を大きく阻害すると思います。

半世紀前に作られた東京都・多摩ニュータウンの古いエリアは、現在空き部屋だらけでひどい惨状と聞く。30年前?に造られた越後湯沢のマンション群も今は人気が無いらしい。
今は人気のオリンピック選手村跡のマンション群は半世紀後どうなっているでしょう。
私には徹底的に直線で計画されたゼネコン感覚のプランがとても気になります。
テーマパークが日本ではじめて作られた頃、日本中でテーマパークが企画されましたが今は殆ど残っていませんね。夕張市もジェットコースターやメリーゴーランドを並べたテーマパークを企画しましたが、結果はそれが原因で「財政破綻」となったという。
米国製テーマパークは実は米国でも大型倒産が多いらしい。
という事で、「如何に本格的なプランか」が成功の鍵ですが、地方自治体ではこれが大変難しいしい感じがします。
今、「カジノを中心とした統合型レジャー施設(IR)」というのが話題で、東京都までもがこれを検討していると言います。計画の理由は「活性化」という。
しかし私は、根拠はありませんが全部失敗すると見ています。その根拠はシンガポールなどとは違い日本には不自然でそぐわないと思うからです。
サンズ、ボストン、菅長官といった名前も見かけますが、結果は遠からず分かります。
私は日本の男の感覚は経験上「極めて創造性が無い」と感じています。
魅力的な事をプランニングする事が出来ない国民性とも思っています。
日本のゼネコンは何処も単調な「シンプル イズ ベスト」「四角 イズ ベスト」の感覚です。
しかし男はフリルの付いたパンツは履きませんが、女性は刺繍やドレープ、レースなどの飾り気が好きです。では女性がディベロップメントに参加するかと言うと私は聞いたことがありません。その理由も分かりません。
という訳で、私が考える「人口分散」は一部で成功するのかも知れませんが、全て目論見通りになるとも思えません。他の方法も思いつきません。
が、このまま無計画で何の策も考えなければ、日本はアジアの発展を横目に間違いなく衰退していくとも考えています。指をくわえて見る事になります。

f:id:sato012:20191215090750j:plain上はテーマパークではなく、ドイツの普通の村です。明らかに計画性デザイン性が有り、日本の村とは異なりますね。